2回目のワクチンが終わって、すぐにドッグスクールに入門した僕。
最初は「パピーパーティ」というものに参加してました。
同じくらいの月齢の仔犬たちが集まって、一緒に遊んだり社会化を学ぶの。
動く不思議なおもちゃや、鳴くおもちゃ、世の中にはいろんな物があるんだねって経験を深めていきます。
家族だけじゃなく、ほかのおうちの人にも慣れるのもお勉強。
よその家族の人から撫ででもらったり、オヤツをもらったりします。
その流れで「仰向け抱っこ」も習っていきます。
僕のスクールでは「リラックスポジション」、通称「リラポジ」と呼んでいました。
最初は緊張してジタバタする仔もいるけど、慣れてくると次第に力が抜けてリラックスしてきます。
「リラポジ」は本来、その名のとおり「リラックス」するんです。
飼い主さんに体を預けて、ダラーンと力を抜いて、ウトウト眠くなっちゃうんだよ。
本当はね・・・・・。
まず最初は飼い主に「リラポジ」してもらいます。
すでに手をかけて脱出モード発動・・
慣れて緊張が解けて、力が抜けるまで優しく続けます。
たいていの仔は徐々にだらーーんとしてきます。 がっ
僕は次第に後ろ足が上がってきましたよ・・・。
飼い主の「リラポジ」が終わると、よその飼い主さんにも順番にやってもらっていきます。
誰がやっても大丈夫なんだよ、人は信用できるんだ。ということを学んでいきます。
しかーし、次第に上がっていく後ろ足。
今度は両足が上がってきましたよ。。
すっごーくあがりましたよ。。。すごい腹筋。
なんか、こういう茶色くて丸まる動物っていたよね。
そう、アルマジロ・・。
毎週のようにパピーパーティに通ったけど、本当に「リラポジ」はずーっと苦手だったの。
日に日に大きくなって、自己主張と体力がついてくる僕。
アルマジロみたいに丸まってるだけでなく、
『はーなーせーーーっ!!!』と大暴れするようになるのです。
暴れたときに離してしまうと
「気に入らないことがあったら、暴れればいいんだ~♪」と僕たちは学習します。
なので、飼い主は「あきらめる、受け入れる」ということを必死で伝えてきました。
もう、僕と飼い主の根競べ大会です。
「ぎゃおー 離さんかーいい!」と騒ぐ僕と毎日格闘した飼い主ですが、
一度も僕の主張が通ったことはなく、騒ぐ僕も最後はあきらめて大人しくなってました。
そんなこんなの根競べ大会は半年ほどこう着状態が続き、
徐々に改善の兆しが見えてきたのは、生後10か月くらい。その後なんとか形になってきたのは僕が1才になったころでした。
今? 今はすっかり受け入れてリラポジは大得意!
ブラッシングも歯磨きも爪切りも、ぜーんぶリラポジでやってもらうの。
お手入れされながらウトウト眠くなっちゃうくらいだよ。
なんで仔犬のころはあんなに大騒ぎしてたのかなー。
まあ、若気の至りってやつ? えへへ。