柴モンブラン

良き家庭犬を目指して

柴モンブラン

JKC 訓練試験・中等科 3

本番の試験を想定し、練習リンクの場を作ってくれた先生。

僕たちは思ってたよりも、内容のいい練習ができました。

 

「中等科もV合格ねらっちゃう?」と浮かれる飼い主と僕。

そんな浮かれペアがいよいよ試験当日を迎えました!

 

訓練試験は出陣順は決められていないので、自分のタイミングで出ることが出来ます。

僕は周りが気になるタイプなので、なるべくギャラリーが少ないうちに出よう!

と決めていました。

 

試験が行われるリンク周辺にはまだ人がほとんどおらず、絶好のタイミングです。

この好機を逃すまいと、ついにリンクへと踏み出しました。

 

リンクに入り、まずは審査員の方に申告を行います。

いよいよ試験が始まるよ!がんばろう!!

 

・・・。 え・・?

 

何やら後ろが大盛り上がりし始めましたよ。。。

 

「わん! わん! わん!」

「そうだ! いけ!」

 

な、何事でしょうか。。

なんとフライボールの練習が後ろのリンクで始まりました。

 

僕はもともと周りを気にしてしまう上に、ワンコさんの鳴き声が得意ではありませんでした。

ワンコさんが吠えてると、「なに?なに?」とビックリしてしまうのです。

 

想定していなかった事態に、背中に冷汗が流れる飼い主。

しかし、リンクに入り申告をした以上「ヤッパやめた~」は通用しません。

 

僕の様子が違うことに気づいた飼い主は「ほら!楽しくやろう!」と一生懸命笑顔を作っていましたが、その笑顔は引きつっていました。。。 

 

ひきつり

 

スタート地点について、規定1科目目「ひも付き脚側行進(きゃくそくこうしん)」がスタートです。

 

スタートと同時にさっそく後ろが気になる僕。 

 

気になる1

 

「ひも付き脚側行進」はその名のとおりリードをつけてるので、ある程度コントロールがききます。

なんとか科目をこなし2科目目へ続きます。

 

しかし、2科目目からは全てオフリードの科目。

もう、いやな予感しかしません。

 

規定2科目「ひも無し脚側行進」です。

なんとかスタート出来たものの、すでに意識は後ろ向き。 

 

気になる2

 

そして最大の鬼門、「コの字」の折り返し地点です。

この折り返し地点は僕にとっては最難関なの。

なぜならリンクの外で見てる人やワンコさん達が視界に入るから。

 

この日は、一生懸命フライボールの練習をするワンコさんや飼い主さん達が良く見えました。

ピタリと動きを止め、お耳・お鼻・お顔・全てを動員して練習風景を大観察。

 

完全停止

 

飼い主の存在は僕の中から消えたのでありました。

 

2科目の途中ですでにアウトな予感。

残りは8科目もあるのに~。

惨劇はまだまだ続く。