愛らしかった仔犬時代、僕がドッグスクールの門をたたいたのは2回目のワクチンが終わったころでした。
仔犬のころからスクールに通うなんて、僕って英才教育を受けてたのかしらね♪
と、思いきや、飼い主は『 胃が痛いっ! 』ってよく言ってたんだよね。
どーゆーことかしらん。
僕は誰にも教わらなくても、人が好きだったし、ワンコさんも好きだったよ。
飼い主ったら何が不満だったんだろう???
飼い主達が話してるのをコッソリ聞いたんだけど、
仔犬のころの僕は、「拘束」されることが大の苦手だったんだって。
そりゃあ、誰だって「拘束」されるなんてイヤだと思うけど、
僕の場合は
「抱っこ」すると「ギャース!」
「仰向け抱っこ」すると「ギャオーース!!」
って大騒ぎして大変だったんだって~。
僕は犬ですから、「抱っこ」も「仰向け抱っこ」も、しなくても立派に生きていける!
と思うんだけど、人間と暮らしていくには、両方とも受け入れられた方がいいんだって。
「抱っこ」は具合が悪くなったりした時や、獣医さんの診察台の上り下りに必要だし、
「仰向け抱っこ」は爪のお手入れや歯磨きなど、普段のお手入れに必要なんだって。
今まで一緒に暮らしてきたワンコたちとは違うタイプの僕に、飼い主は面食らったらしいよ。
僕たち犬の社会化期は6か月までって言われるんだって。
もちろん、大人になってからでも十分に色んなことを吸収できるけど、なるべく仔犬のころに人間社会に慣れさせておいた方が、より吸収がいいんですって。
いろんな事に興味を持つ時期に、たくさんの経験をしよう!ってことかな。
スクールに入った僕は、「パピーパーティ」というものに参加することから始めました。
仔犬のころは心も体も幼いので、「トレーニング」なんて大そうなことはしないけど、
多くの「初めて」に触れる経験をしていったよ。
大人の犬との接し方、ほかのワンコさん達との遊び方、そして、そして、
鬼門、「仰向け抱っこ」のお勉強。
この「仰向け抱っこ」は、僕にとって、いえ、飼い主にとって最難関の課題となるのでした。
僕と飼い主の悪戦苦闘の日々についてはまた次回~。