柴モンブラン

良き家庭犬を目指して

柴モンブラン

JKC 訓練試験・中等科 4

家庭犬中等科(CD2)の試験がスタートしたタイミングで、フライボールの練習もすぐ後ろで始まるというまさかの展開。

 

周りが気になってしまう僕は、後ろの盛り上がりが気になり、ついには脚側行進(きゃくそくこうしん)の折り返し地点で石のように動かなくなりました。

 

だって、皆が練習してるとこが良く見えるんですもの。

何してるか気になるんだもん。

 

あまりの固まり具合に、ついに審査員の助言が飛びました。

 

助言

 

置物のように動かない僕に、飼い主はなす術がなく困っていたので、この助言はとても助かりました。

 

「柴モンブランちゃんっ!」

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飼い主に名前を呼ばれ、ハッと我に返る僕。

そうだそうだ。試験を受けに来てたんだった。忘れてた~。

 

この後も規定科目が続いていきましたが、集中力が戻るわけもなく、さんたんたる結果です。

 

3科目目、「停座及び称呼(ていざ および しょうこ)」。

飼い主は10m離れて対面し、僕を呼びます。

「おいで~!!」声を張り上げる飼い主。

案の定、動かない僕。

2回目呼んでもやっぱり動かない僕。

 

指示は3回までしか出せません。それ以上になるとその科目は落としてしまいます。

焦る飼い主。。。

 

3回目の呼び声で我に返った僕。飼い主の所まで行くことが出来ました。

奇跡!

 

奇跡

 

4科目、5科目目はその場の指示です。

飼い主が横に立った状態で

「伏臥(ふくが)」(フセ)と

「立止(りっし)」(4つ足で立つ)を行います。

これはなんとか出来ました。安堵する飼い主。

 

6科目、7科目目は行進中の伏臥と停座です。

脚側行進を行いながら、指導手は「速度を変えることなく」犬に指示を出します。

集中力が吹っ飛んだ状態で、またまた苦手な脚側行進。。。

 

予想に反することなく、飼い主の声が届かない僕。

「不合格になっても、きちんとやらせることが大事!」と意を決した飼い主はまさかの行動に出ます。

 

まさかの

 

『速度を変えることなく』どころじゃありません。

 

ずん

 

立ち止まった上に立ちふさがるという・・。 

ずん! と目の前に立つ飼い主に気づき、我に返る僕。

 

飼い主の捨て身の指示でなんとか規定科目を乗り切り、残りは選択科目3つです。

 

選択科目の1つはまさかの「脚側行進中の伏臥及び称呼」。

なぜこの科目を選んだのか。。

いろいろ考えたうえで選んだけど、後悔しかありません。

 

いよいよ、ここまでか・・と思いきや、

意外とガンバル僕。

なんとかこのバッドチョイスをこなします。2回目の奇跡!

 

選択科目2つ目は「お手・おかわり」。

こっちもとりあえずはできました。

 

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最終科目「据座(きょざ)」。

飼い主は10m離れて対面し、僕は動くことなくお座りをします。

動かないのは大得意。

バッチリできました。

 

こうしてようやく10科目をやり遂げ、初めての中等科の試験は幕を閉じました。

 

「V合格ねらっちゃう~?」と浮かれてたのが遠い過去のことのようです。

 

この日は11月なのに温かく、よく晴れた青い空が哀しく心に映りました。

 

ズタボロだった中等科の試験。

結果は次回に。。